新潟県魚沼市のうおぬま眼科

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眼形成手術について

2019.04.10

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当院の特徴

患者さんご自身にまぶたの開き方や左右差、ラインを確認して手術を行います。
術中に座った状態で、鏡で患者さん御自身にもまぶたの開き方、左右差、まぶたのラインなどを確認して頂きます。挙筋群の仮固定、微調整後の本固定、皮膚仮縫合時など数回にわけて、確認いたします。

また、左右差をなるべく少なくするために、基本的に両側同時手術をおすすめしています。なぜなら、まぶたというのは左右が連動して動くようになっており、片側の眼瞼下垂と思っても、開きの悪い方を一生懸命開けようとすると反対側の十分に開いているといったまぶたが開き過ぎの状態となります。そのため、片側の眼瞼下垂の手術後に反対側のまぶたが下がってくることがあります。当院では90%以上の患者様が両側手術を施行しています。

 

顕微鏡を用いて正確で丁寧な手術を行います。
肉眼やルーペでの手術は微細な組織の識別に限界があります。当院での眼形成手術はすべて手術用顕微鏡を使用して筋肉や腱膜など各組織を正確に識別します。再手術例では、組織が癒着したり、通常と異なる解剖になっているため、顕微鏡で拡大して、組織をさらに正確に識別し、丁寧に剥離する必要があります。

 

さらに当院では出血や腫脹の少ない高周波メスも併用し、出血の少ない手術を心がけています。

 

 

 

眼瞼下垂症の種類

1)退行性(加齢性)眼瞼下垂
60歳以降に多く、加齢に伴いまぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋群)が薄くなり、挙筋の収縮がまぶたに伝わらなくなることが原因です。

 

2)コンタクトレンズ眼瞼下垂
主に30~40歳以降に多く、ソフトコンタクトやハードコンタクトを10年以上使用してきた方に多くみられます。

 

3)先天性眼瞼下垂
生まれつきまぶたを挙げる筋肉や腱膜が弱く、眼を開けにくい状態です。片側と両側の場合があります。
1)~3)以外にもまだいろいろな種類があります。

 

眼瞼下垂手術の術式と手術例

1)挙筋腱膜前転法
瞼板から腱膜を剥離して、さらに腱膜とミュラー筋の間を剥離します。腱膜のみ前転して、瞼板に固定します。ミュラー筋は、前転せず、そのままの状態です。
比較的低侵襲ですので、当院では約80%程度の症例に施行しています。ただし、重度の症例には対応できないことがあります。

 

2)ミューラ筋タッキング
挙筋腱膜とミュラー筋の間を剥離します。ミュラー筋のみたぐりよせて瞼板に固定します。硬い腱膜をはずして、軟らかい筋肉のみを利用して短縮するため、開瞼ラインが自然な形になりやすい特徴があります。重度の症例には対応できないことがあります。

 

3)眼瞼挙筋短縮術
挙筋腱膜とミュラー筋を結膜から剥離して、両者を一緒に瞼板に固定します。挙筋群の脂肪変性が強い重度の下垂例に選択します。ミュラー筋を結膜から剥離するので、他の術式に比べ、若干時間を要し、侵襲性の高い術式です。

 

4)前頭筋吊り上げ術
挙筋機能がなく、挙筋短縮術が無効な例に選択します。前頭筋(おでこの筋肉)とまぶたの瞼板を吊り上げ材料で連結します。目を軽く開けた状態、眉毛を上げて大きく開けた状態、目を閉じた状態、それぞれを考慮して吊り上げ幅を固定します。
手術時間は両側で約1時間程度となります。

 

 

術者の論文発表、書籍で紹介しております。

 

眼瞼腫瘍

当院では、眼腫瘍専門医師が担当します。眼瞼腫瘍は、良性の場合では単純切除や必要に応じて皮弁形成を施行します。悪性を疑う場合、原則的に広範囲に全層を切除します。切除後は、まぶたを作り直さないと眼球を守ることができません。機能と容貌を検討して再建を行います。欠損範囲に応じて、単純縫縮、眼輪筋皮弁などの皮弁移植、植皮などを施行します。

大きい再建が必要な場合は全身麻酔や入院が必要となりますので、当院術者の出張先である提携病院へ紹介し手術いたしますが、ほとんどの場合は当院で手術可能です。

 

 

2)涙道疾患
涙道疾患とは?
涙が鼻にぬける道(涙道)が細くなったり、つまったりすると、流涙症(りゅうるいしょう)、つまり涙目を自覚します。膿がたまって目頭が腫れることもあります。

 

●涙道疾患の主な自覚症状
1)いつも涙があふれそう。こぼれる。
2)めやにが多い。
3)眼がウルウルしていて、見えにくい。
4)目頭が赤く腫れて痛い。

当院では、豊富な執刀実績を持つ術者による涙道の検査や、涙道狭窄症に対しては涙道チューブ挿入術を行っています。局所麻酔後に閉塞部を押し広げ、涙道チューブを約2ヶ月留置し、その後チューブを抜去しますが、長期に留置する場合もあります。所要時間は10分程度です。

 

涙嚢鼻腔吻合術
(るいのうびくうふんごうじゅつ:dacryocystorhinostomy:DCR)
主な適応は、涙道チューブを抜去した後に再閉塞した場合や、鼻涙管の閉塞していた期間が長く、強度な閉塞がある場合や、閉塞により涙嚢炎を繰り返している場合は、本手術の適応となります。

 

手術内容
局所麻酔で、涙嚢から鼻内へ新しくバイパスとなる道を作ります。皮膚を切開するもの(鼻外法)と皮膚を切らずに鼻の内視鏡で行うもの(鼻内法)があります。
鼻外法は、目頭の下に皮膚のしわに沿って約2cm切開します。1週間後に抜糸します。鼻内法では、皮膚は切る必要はなく、鼻の中から内視鏡で手術します。
この手術方法は入院治療で行っておりますので、当院術者の出張先である提携病院(長岡赤十字病院など)へ紹介し手術いたしますが、鼻外法は局所麻酔、鼻内法は全身麻酔で施行しております。入院は1週間程度です。当院術者のDCR成功率はこの術式の世界的な標準成功率と同様の約98%程度です。所要時間は、鼻外法で1時間、鼻内法で30分程度です。

 

• 眼窩疾患
眼窩腫瘍、眼窩壁骨折、甲状腺眼症など疾患は多岐にわたりますが、画像検査や多種の血液検査が必須で、内科、小児科、放射線科、耳鼻咽喉科、脳神経外科など他科の協力が必要なこともあるため当院術者の出張先である提携病院(長岡赤十字病院、新潟大学医歯学総合病院など)へ紹介し、手術や治療をいたします。

 

術者の論文発表、書籍で紹介しております。

〒946-0001
新潟県魚沼市日渡新田字ヒワタリ84-1

受付時間
9:00~12:00 手術 ×
14:30~17:30 手術 × ×

休診日:土曜午後・日曜・祝日
※火曜日は手術日のため診察は行っていません。

ご予約・ お問い合わせは025-793-7347

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