新潟県魚沼市のうおぬま眼科

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まぶたの手術

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眼形成の手術

貴方のお悩みやご要望に
お役立てできる
眼形成外科治療
を提供いたします。

眼形成外科は眼瞼、眼窩、涙道、すなわち、これらが三位一体となった「眼球付属器」を治療対象とする領域です。眼の周囲の解剖や眼球を熟知した眼形成外科医が眼の機能と容貌を両立させた手術を行います。

眼科的疾患を引き起こしている状態を改善するための眼形成手術は健康保険適応となりますが、それ以外は適応にならないため自費診療もしくは他院への御紹介となります。

眼瞼下垂症

眼瞼下垂症とは、まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)の作用が弱く、まぶたが下がり、眼の瞳孔(ひとみ)にかぶさる状態です。まぶたが重く、眠そうな表情になり、まぶたが瞳孔にかかると視界が狭くなります。 原因として、先天性、加齢性、コンタクト性、外傷性など様々な要因があります。

治療法

中学生以上であればほとんどの場合、局所麻酔での日帰り手術が可能です。
局所麻酔で施行可能な場合は、当院で施行します。
下垂の程度に合わせて、軽度から中等度の場合には挙筋腱膜前転法や、ミューラ筋タッキングなど、重度の場合は眼瞼挙筋短縮術あるいは前頭筋吊り上げ術(おでこの筋肉の動きをまぶたに伝えることで眼を開けられる手術)を施行します(詳細は術者のコラムへ)。一つの術式のみでは、すべての種類の眼瞼下垂に対応できません。3000例を越える経験から、症例に応じて最善の術式を選択します。

> 術者のコラムで紹介しております。

手術時間

眼瞼下垂の場合、左右のまぶたの形をそろえるために、基本的に両側を同時に手術することをお勧めしております。手術時間は術式や病状によって異なります。
おおむね30分~40分程度ですが、診察時に医師よりご説明いたします。

眼瞼皮膚弛緩症

年齢を重ねるにつれて、まぶたの皮膚がカーテンのようにたるんでしまい、上方の視野が狭くなり、夕方になるとまぶたが下がってくるなど生活に支障をきたすことがあります。午前中は額にしわを寄せるように眉毛を挙げて、一生懸命まぶたを挙げて比較的支障はなくても、午後になると疲れてきて眉毛も下がり、まぶたも下がってきます。眼瞼の皮膚がたるんでいるだけであれば、眼瞼下垂とは異なり、その部分を切除することで治療することができます。下記のように2種類の方法があります。

治療法
1. 瞼縁皮膚切除術

眼瞼の縁から余分な皮膚を切除する方法は、手術時間が短く、傷が目立ちにくく、二重まぶたなど同時に作成することができます。しかし、眼瞼の皮膚が厚い人では、手術後に厚ぼったいまぶたになるためお勧めしないこともあります。

瞼縁皮膚切除術

2. 眉毛下皮膚切除術

眼瞼の皮膚が厚い人では、眉毛下皮膚切除術を施行します。眉毛の下の皮膚を切除することで、まぶたの縁の身体の中で一番薄い皮膚を温存することができます。 そのため、この手術の一番のメリットは自然なまぶたの縁を保つことができることです。 欠点は、手術時間が⾧く(縫合に時間がかかるため)、傷が落ち着くまでに数ヶ月程度かかることです。 また、眉毛が薄い人などは傷が目立ちやすくなるのでお勧めできません。 女性の方で、御化粧で眉毛を書かれる方や、男性の方で眉毛がしっかりとしている方などにお勧めしております。

眉毛下皮膚切除術

逆さまつ毛(内反症)

逆さまつ毛(内反症)とは、本来外側を向いているはずのまつ毛が眼球に触れてしまっている状態で、眼の表面(角膜や結膜)に傷がつきます。下記のように眼瞼内反、睫毛内反、睫毛乱生などいくつかのタイプがあります。
それぞれの病態に合わせて適切な手術治療を行っています。

逆さまつ毛の主な自覚症状
  • 目がゴロゴロ、チクチクと痛い。
  • 眼が赤い、充血している。
  • 目やにがよく出る。
  • かすんで、見えにくい。
1. 睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)

多くは先天性(生まれつき)ですが、後天性として大人に起こることもあります。まぶたの向きは正常ですが、まつ毛が眼に向かって押し倒されている状態です。睫毛内反の子供は、睫毛がまだ細く異物感がでにくいことや、生まれつきの「逆さまつ毛」に慣れているため角膜の傷のわりに本人は異物感を訴えないことも多いです。家族が気付いたり、学校検診で指摘されて、眼科へ受診することがほとんどです。頻度としては、下まぶたに多くみられますが、上下とも逆さまつ毛の場合もあります。
睫毛は2か月で生え変わるため、抜いたりすることはお勧めできず、長期間抜かれていた症例では、まぶたに炎症が慢性的に起こり、治療が困難になることもあります。

治療法

軽度の症例は思春期(中学生や高校生)以降に局所麻酔で手術を施行します。軽度の場合は埋没法を施行します。中等度あるいは重度の場合は切開法(Hotz変法)を施行します。

> 術者のコラムで紹介しております。

睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)

2. 内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)

アジア人に多く、いわゆる蒙古ヒダ(もうこひだ)と呼ばれる目頭の皮膚のつっぱりです。(下の写真○印部)子供らしい目でかわいらしいという印象もありますが、睫毛内反の治療をおこなう場合は、この内眼角贅皮が悪さをします。

治療法

睫毛内反に合併して内眼角贅皮を認めることがあります。その場合、睫毛内反症の手術だけでは高率に再発することが報告されています。そのような場合は睫毛内反症手術と同時に内眥形成術(目頭切開術)も併施します。手術はZ形成術、または内田変法を施行します。これにより、睫毛内反の再発率が非常に低くなります。パッチリとした目になり、大人の目に近づいたといえるかもしれません。

内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)

3. 睫毛乱生(しょうもうらんせい)

眼瞼の向きは正常で、大部分の睫毛は正常に生えていますが、一部の睫毛のみ眼球へ向かって生えている状態です。

治療法

一部の睫毛根を切除する、あるいは電気分解する方法で対応します。眼瞼すべてに及んでいる場合は全睫毛根切除を行うこともあります。

睫毛乱生(しょうもうらんせい)

下眼瞼の睫毛がさまざまな方向に向いて生えています。長年にわたり、睫毛を抜かれていたために慢性炎症がおきています。手術で全睫毛根切除を行い、異物感は消失しました。

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4. 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

加齢に伴い、まぶたの張り(垂直方向と水平方向のテンションの弛緩)が失われると、まぶたが内側にひっくり返り、逆さまつ毛(退行性眼瞼内反症)の状態になります。70歳代の約3%,80歳代の約5%の方に、この眼瞼内反がみられると言われています。

治療法

当院では、水平方向と垂直方向の両方を矯正できるように切開法(Jones変法、Lateral ltarsal strip法)を併用して施行します。 なぜなら、この手術方法が一番再発の少ない方法といわれているためです(再発は約0.4%程度)。 現在までの再発率はほぼありません。
手術時間は片側で約20分程度です。

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眼瞼外反症

眼瞼外反とは、主に下まぶたが外に反り返っている「あっかんべー」の状態をいいます。
原因として、加齢や顔面神経麻痺や術後の瘢痕などでおこります。

治療法

手術は垂直方向、水平方向の矯正(裏Jones法、Lateral tarsal strip法、Kuhnt-Szymanowski smith変法など)を行います。

眼瞼外反症

顔面神経麻痺による眉毛下垂

眼科専門医からの診断でも眼瞼下垂と紹介されることがあります。似て非なるもので、治療法も異なります。顔面神経麻痺により、眉毛が下がり(眉毛下垂)、まぶたの皮膚もたるむ(眼瞼皮膚弛緩)状態です。 上まぶたが閉じることができる状態で、眼球表面に乾いた傷もなければ、眉毛の位置を挙げる手術と、まぶたの皮膚のたるみを切除する手術をします。

顔面神経麻痺による眉毛下垂

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眼瞼痙攣(ボトックス注射)

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)は、自分の意思とは関係なく筋肉に収縮が起き、まぶたの開け閉めが自由にできなくなる病気です。自覚症状として、まばたきが多い、まぶたを開けていられないなどがあります。

治療法

治療はボツリヌス毒素A製剤(ボトックス)の注射で痙攣を止めます。この注射の効果は3~6ヶ月程度です。効果がなくなった後は、希望時に再度施行します。この治療のメリットは、注射の効果がなくなると注射前の状態に必ず戻ることです。デメリットは、繰り返し治療が必要なことです。
まぶたの痙攣がおさまった状態で、眼瞼下垂があれば、眼瞼の手術を計画します。

眼瞼痙攣(ボトックス注射)

眼瞼外傷

ケガは突然降りかかってきます。その時に選択肢はありません。時には不適切な治療を受けることもあり、そのような場合には修正手術が必要になります。高齢だから見た目は関係ないということはありません。適切に治療することで、できる限りケガの前の状態に戻すよう努力します。

眼瞼外傷

この患者さんは救急病院で縫ってもらいましたが、縫合が不適切なため修正術希望で受診されました。縫合をほどいてW形成術を施行し、適切に縫合することできれいなまぶたに戻すことが出来ました。

眼窩脂肪脱(baggy eye lid deformity)

加齢性変化によって、眼の周囲の支持組織が脆弱になり、眼の奥にある脂肪組織(眼窩脂肪)が眼瞼側に脱出する状態です。この状態だけでは、視機能などには影響しないため治療は自費診療となります。非常に年を取ったように見える、疲れているように見える、眠そうに見えるといった印象を他人に与えるため手術する方もいます。

治療法

皮膚側からの切開法

皮膚に弛緩がある方は、皮膚側からの切開で眼窩脂肪の適宜切除と眼窩隔膜の整復および、眼瞼皮膚の弛緩を切除します。

結膜からの切開法

皮膚の弛緩がない方は、結膜からの切開で眼窩脂肪の適宜切除と眼窩隔膜の整復を行います。

眼窩脂肪脱

当院の眼形成手術の合併症について

○術後は、皮下出血、目の周りの腫れなどのため、術前と比較しまぶたが腫れぼったくなり個人差はありますが1~3週間で改善することがほとんどです。皮膚切除を追加した場合、腫れはより強くなります。

○その他一般的な手術の合併症としては出血や感染症などがあります。これらの予防として術中の十分な止血操作、術後の抗生剤の内服などを行います。

○眼瞼下垂の程度は症例により様々であり、初回の手術で十分な効果が得られない(低矯正)場合や、逆に効果が強すぎて眼が閉じられない状態になってしまう(過矯正)場合も考えられます。このような場合は再手術を行い、適切な状態に修正することになります。

○前頭筋吊り上げ術でゴアテックス(R)人工硬膜を使う場合、異物に対する体の反応(異物反応)による脱出や術後しばらく(数か月~数十年)経ってから感染症のリスクがあります。これらの症状が起こった場合は、すみやかにゴアテックス(R)の摘出を行い、症状が落ち着いたのちに再度手術を行います。

うおぬま眼科 院外活動

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